就農した移住者の声　「黒木健太郎」

-移住のきっかけを教えてください　

　富良野塾（シナリオライターと俳優を養成する倉本聰氏の私塾）に入りたくて来たことがきっかけです。塾生になるまでの二年間は農作業ヘルパー寮で暮らし農業を体験、入塾してからの二年は、日中は農作業をしながら夜は稽古という生活でした。そこで、人と自然との関係性を考えなおすことになり、卒塾後は就農を目指しました。もう、富良野へ来て16年が経ちますね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

-就農後の暮らしはいかがですか？

　塾生時代に農作業で携わっていたこともあり、知り合いも多い布礼別でミニトマト農家を始めました。新規就農して7年になります。もちろんミニトマト以外にも少しずつ色んな野菜を生産しています。小さい農園ですが、美味しく安全で納得のいく野菜を生産し、食べてくださる方に気持ちが伝われば嬉しいです。夫婦二人で始めた農園ですが、今は7歳の息子も手伝ってくれることがあります。家族と種まきからやることで野菜に対する愛情もより深くなりますし、何より家族と一緒にいられる時間が長いのが嬉しいですね。冬は農園の仕事も落ち着くので「ふらの歓寒村」でも働いています。雪を満喫できるアクティビティエリアとして、雪像造りやアイズバー、チュービング、受付等色んなことをやっています。
　　　　　　　　　　　　　　

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-子育ての環境としてはいかがですか？　

　布礼別小学校は全校で15人、息子のいる1年生は3人です。人数も少ないので学校全体で仲が良く、雰囲気も良いですよ。ただ市街地から20㎞弱離れているので、習い事へ通ったり病院へ行くのにも時間がかかります。そういった面では不便もありますね。でも、自然の中での暮らしに憧れを持っていたので、ここで子育てできることには満足しています。

-富良野のオススメのお店を教えてください

　ル・ゴロワ富良野さん、スパイスカレーきちさん、すずかけさん、すぎやま珈琲さん、、、他にもありますが、料理も美味しく、どこも人が素敵ですよ！

冬期間、黒木さんは地域イベントのお手伝いもしています