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生活環境

知っておきたい、富良野での子どもの発達・福祉サポート体制と安心のヒント

2026-07-29

移住をお考えのご家族にとって、「新しい土地での子育て環境」はとても気になるポイントですよね。特に、お子さんの発達に少し心配があったり、日常的な医療ケアが必要だったりする場合、「富良野にはどんな相談先や施設があるのだろう」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

富良野市では、地域の社会福祉法人や行政が連携しながら、お子さんの成長に寄り添ういくつかのサポート体制を整えています。市が「障がい福祉社会資源ガイド」という一覧資料を作成していることもあり、今回はあらためて、移住前に知っておきたい地域の主な窓口やサービスをご紹介します。

1. まず相談できる窓口

「ちょっと言葉が遅いかな?」「集団行動が少し苦手かも」など、日々の暮らしで気になることがあったとき、最初に相談できる窓口がいくつかあります。
(後述参照)

 まずはこうした「顔の見える距離」で親身になってくれる専門スタッフが地域にいることが、大きな安心材料になります。

富良野市 障がい者支援
富良野市障がい福祉社会資源ガイド(令和8年4月版)

2. 未就学期の相談・療育

未就学期から、お子さんの発達を専門スタッフと一緒に見守れる場所があります。

  • こども通園センター「なかよし教室」:乳幼児から就学前の児童が対象。月4回ほど、保育士・作業療法士・言語聴覚士が遊びを通じて相談や療育を行っています。
  • 児童発達支援「すくすく」:未就学のお子さんが対象。個別療育室を備え、日常生活の基本的な動作の練習や、集団生活に慣れていくためのサポートを一人ひとりの支援計画に沿って行います。

3. 就学後の支援

  • 放課後等デイサービス「のーびる」:小学生から18歳までが対象。児童発達支援「すくすく」と同じ建物に併設されていて、未就学期からそのまま利用を続けやすいのが特徴です。運動・製作・クッキングなどの活動を通じて、生活動作やコミュニケーション力を育みます。
  • 通級指導教室(富良野小学校・扇山小学校・富良野東中学校・富良野西中学校) 

 障がい等による学習上または生活上の困難を改善・克服するため、在籍学級に通いながら、決められた曜⽇・時間に通級指導教室へ通級します。週1〜8時間、個別または少⼈数で指導を受けられます。対象学校以外の在籍児童生徒も利⽤可能で、遠⽅の学校には訪問指導の仕組みもあります。 

富良野市第5次特別支援教育マスタープラン


先輩ママからの声

 娘が鷹栖養護学校に通っていて、平日は学校の寄宿舎で過ごし、週末や長期休みには富良野の自宅で過ごします。長期休みには、放課後等デイサービス「のーびる」を利用しています。
 自宅から学校まで車で片道1時間半の道のりで、月曜日に学校へ送って行き、金曜日に迎えに行きます。送迎は大変ですが、娘は赤ちゃんの頃からたくさんの大人に見守られて育ってきた実感があり、関わってくださった皆さんには本当に感謝しています。
 やはり障がいのある子を育てるのは、家族だけでは難しい部分もあります。ショートステイなど、保護者が安心して息抜きできる環境がこれからも富良野で広がっていくといいなと思っています。保護者同士のつながりも、私にとって心強い支えになっています。


4. 医療的ケアや専門医療が必要なときは?

 日常的な医療ケアが必要なお子さんの場合、富良野協会病院の小児科と訪問看護ステーションに相談し、必要なケア内容や医療機器、緊急時の対応方法等の情報共有が可能です。

 富良野保健所では「小児慢性疾病や医療的ケアの必要なお子さんとご家族向けの相談窓口一覧」を作成・公開していて、必要に応じて旭川など上川圏域の医療機関と連携しながらサポートする体制になっています。

 また、特別支援学校については、近隣の学校に通うことになります。

小児慢性疾病・医療的ケアの必要なお子さんの相談窓口一覧


先輩ママからの声

 先天性遺伝子疾患の子を育てています。2歳になった今、健康に過ごしてくれていることに感謝しながら、小学校のことなど、これから先のことも少しずつ考え始めています。
 学校に通うとなると医療的ケアが必要なので、看護師さんの付き添いが必要なのか、親が付き添う形になるのか、これから病院や福祉課の方たちと相談しながら決めていきたいと思っています。
 ありがたかったのは、富良野に戻るタイミングに合わせて、市の職員の方が親身に相談に乗ってくださり、発電機の購入を助成する制度を新しく作ってくださったことです。うちの子のためだけでなく、今後同じような状況のお子さんが生まれたときのためにもなる制度だと思うと、本当にありがたく思っています。
 進学のことなど、これから旭川など市外の力を借りる場面も多いと思いますが、こうして一緒に環境を整えてくださる方がいることが心強いです。これからも色々な方に相談しながら、前向きに向き合っていきたいです。


 医療的ケアや専門的なサポートが必要な場合、富良野市内だけで完結することは現状難しく、旭川市など近隣都市の医療・教育ネットワークに頼らざるを得ない現状があります。距離があることへの不安や負担は少なくありませんが、「先輩ママからの声」にもあるように、市の窓口や連携機関がご家族に寄り添い、一緒に解決策を探していく体制づくりを少しずつ進めています。ご家族が安心して暮らしていけるよう、どのようなサポートが可能なのか、移住をご検討の際はぜひ一度ご相談ください。


おわりに

 富良野には、地域のスタッフが一人ひとりに寄り添う温かい相談・療育の体制がある一方、特別支援学校のように、周辺都市との連携が前提になっている部分もあります。「わが家の場合はどんな選択肢があるかな?」と思ったら、まずは移住前に、富良野市の福祉課やこども家庭センター、地域生活支援センターへ気軽に相談してみることから始めてみましょう。


窓口特徴連絡先
こども家庭センター親子関係、心身の発達、いじめなど、子どもに関するさまざまな相談を受付。 電話、LINEによる相談も可能。保健センター内
0167-39-2335
子育て支援センター気軽に集まって育児相談や情報交換ができる。 さまざまな遊びの交流も行っている。保健センター内
0167-39-2335
こども通園センター相談や療育を行う。遊びや生活動作を通して心身の発達を促す。 保健センター内 0167-22-2091 
通級指導教室 (富良野小学校・扇山小学校・富良野東中学校・富良野西中学校) 学習上・生活上の困難の改善・克服に向け、通常の学級に在籍しながら、一部の時間に個別の支援や、小集団での指導を受けます。 教育支援課 0167-39-2320 
富良野市 福祉課障がい福祉全般の入口。手帳交付、支給決定など0167-39-2211
富良野地域生活支援センター障がい者・児童の相談支援、意思疎通支援など。0167-22-3933
freesia相談支援と就労継続支援B型事業所を併設0167-56-7352

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