「地域おこし協力隊」移住者の声　「株式会社FoundingBase」

今回は、株式会社FoundingBaseに所属する３名の地域おこし協力隊の方にお話を伺いました。

Q.移住のきっかけ、移住後の仕事、富良野での生活ついて感じることを教えてください。

　

磯尾さん

ずっと大阪で働いていましたが自分自身がどちらかというと田舎の出身というのもあり、いつかは地方暮らしをしてみたいという思いがありました。でも、妻がどう思っているのかは把握していませんでした。ある時、移住や地方暮らしの番組を観ていて妻が「こういう地方暮らし、してみたいな。」とぽろっと言ったんです。自分もずっと思っていたことを伝え、話し合いました。そこから地方暮らしにつながる会社や仕事を探し始め、株式会社FoundingBaseに就職、地域おこし協力隊の一人として富良野市に移住しました。

仕事は富良野市の地域おこし協力隊として、ワーケーション推進を担当しています。市の担当の方と相談しながら、企業に向けた新しいスタイルの人材育成研修プログラムを構築中です。

実は、ほぼ前知識のない状態で富良野に移りましたが、ここは小さくまとまっていて暮らしやすいまちです。買い物などで困ることはありませんが、冬は寒くストーブなど設備関係の違いに戸惑うことはありました。移住というと、その地域に溶け込めるかなぁと心配な方も多いと思うのですが、富良野は移住者が多いこともあるからか、そういった壁もなく受け入れてくれる地域だと感じています。

磯尾　悠真（いそお　ゆうま）32才

2022年6月富良野市地域おこし協力隊着任

出身：京都府

和田さん

移住のきっかけは、現在所属する会社（株式会社FoundingBase）の地方共創、まちづくりに携わる仕事に伴う転勤で、地域おこし協力隊として富良野市で活動することでした。

仕事は富良野市の地域おこし協力隊として、ふるさと納税のプロモーションや新しい参加事業者さんの開拓を主に行っています。例えば、事業者さんを取材し、インタビュー記事を「note」というメディアに掲載、また、TwitterやInstagramの更新、新しいふるさと納税返礼品も開拓中です。富良野市のふるさと納税をもっと多くの方の知ってもらうために「2022 FURANO MAGAZINE 自然にいこう。富良野市」という返礼品と一緒にお届けする冊子も作成しました。

移住後は特に問題なく暮らせています。東京に住んでいたこともあるのですが、暑くて大変！それに比べると富良野の夏は涼しく快適でとても過ごしやすいですし、自然と遊べるところもたくさんあり楽しいです。ただ冬は寒さが厳しく暖房を切ることはできないので、現在の社会情勢の影響ではありますがオール電化はとても電気代がかかります。暖房環境は色々と検討した方が良いかもしれません。今はアパート暮らしで雪かきの負担はありませんが、こちらの雪はパウダースノーで本州の豪雪地帯の雪と比べるとずっと軽く、雪かきはしやすいのかなと思います。

和田　史香（わだ　ふみか）28才

2022年5月富良野市地域おこし協力隊着任

出身：青森県

石水さん

富良野に移り住むきっかけは、株式会社FoundingBaseに入社し、配属が富良野になったことです。もともと登山が趣味で色々な関東圏の山に登っていたのですが、山を降りた後にその周辺を散策していました。山の登山口は割と人口の少ない地域にあることが多く、その土地の方々とお話しする中で地方の人口減少を直接耳にすることもあり、地方に関心を抱くきっかけになりました。

仕事は、富良野市の地域おこし協力隊としてシティプロモーションを担当しています。ラジオふらのでラジオ番組の制作や、富良野市公式のInstagramで　“富良野の自然は素敵だよ！” ということを伝えるために自然の写真のみを投稿するアカウントを運用しています。また、「Nativ. media」というweb媒体に自身の移住体験の記事を投稿、リビングフラノなどの記事を転載することで富良野の魅力を市内、市外に伝える活動をしています。

暮らしは快適です。コンパクトなまちで、今住んでいるところから徒歩圏内に市役所もドラッグストアやスーパー、駅もあり、住む場所にもよりますが車がなくても日常生活は可能です。夏は過ごしやすく、カラッとした空気ですね。冬は寒いです。先日マイナス30度を超えた時は、外に出た瞬間に息ができなくなるような感覚になったり、鼻の中がパリパリしたり、今まで経験したことがなかったので驚きました。冬は日照時間も減ります。そういった環境を知った上での移住をおすすめします。自然環境はとても良く、山に囲まれた素敵な土地なので移住して良かったなと思っています。