富良野市への移住をお考えの皆さまへ－自然と共に暮らし、未来をつくる街

美しい自然に囲まれた富良野市は、訪れるだけではなく、移住して生活する場所としても多くの魅力を持っています。特に、富良野市は環境を大切にし、持続可能な暮らしを目指してさまざまな取り組みを行っています。これから富良野市での生活を考えている方に、ぜひ知っていただきたいのが、この街の「ゴミ分別」と「リサイクル」の仕組みです。市民一人ひとりが協力し、未来に向けて豊かな環境を守っていく姿は、新たにこの街に住む方々にとっても誇りに感じていただけるはずです。

富良野市のゴミ分別は14種類！

富良野市では、なんと14種類のゴミ分別が行われています。このシステムは、昭和60年に始まった3種類の分別からスタートし、長い年月をかけて現在の形に進化しました。細かい分別に感じるかもしれませんが、市民みんなが協力して取り組むことで、資源を無駄にせず、自然環境を守ることができています。

生ゴミは堆肥にして農業に活用。
固形燃料ゴミはエネルギーとして再利用。
プラスチック類やペットボトルはリサイクル。
瓶や缶も色や材質でしっかり分けて回収しています。

地域の人々が日々環境に優しい暮らしを実践しています。こうした分別をすることで、私たちの街の自然が守られ、未来の世代に美しい環境を引き継ぐことができるのです。

ごみの14種分別について（下記画像をクリックすると詳細が見られます）

固形燃料ゴミって？

富良野市では、ゴミを「捨てるもの」として扱うだけでなく、再利用して資源に変える取り組みもしています。たとえば、紙くずや布類などの固形燃料ゴミは富良野市リサイクルセンターで処理され、固形燃料（RDF）として新たなエネルギーに生まれ変わります。市内の施設や道内の工場などで、このエネルギーが実際に使われており、ゴミをただ廃棄するのではなく有効活用する工夫がされています。

生ゴミの堆肥化－自然と農業を支える循環型システム

富良野市のリサイクルは、生ゴミの堆肥化にも力を入れています。集められた生ゴミは富良野地区環境衛生センターで堆肥に加工され、農業や家庭菜園で再利用されます。地域の農業を支えるこのシステムは、資源を無駄にせず、最大限に活用する取り組みです。例えば、令和3年度には345トンもの堆肥が生産され、地域の土壌づくりに役立っています。