-北海道富良野移住促進情報- furano the Living

北海道富良野移住促進情報「リビング・フラノ」

就農した移住者の声詳細

就農した移住者の声 「丸山浩一」

2019-02-06

-移住のきっかけを教えてください 

 12年程前になりますが、農作業ヘルパー(JAふらの)で来たことがきっかけです。九州で建築関係の仕事をしていましたが、何かが違うなと常々疑問を抱いていました。そして、一度リセットしようと会社を辞めて違う世界を見ることに。北海道へ来てキャンプ生活をしてみたり、温泉施設で働いたりもしました。その頃、どこか住み込みで働けるところが無いかと探していて、見つけたのが富良野の農作業ヘルパーでした。寮もあり、三食付いてくる(笑)。そんな感じで、はじめは農業をしたくてというより、北海道で生活したいという気持ちでした。
                                                           

-農業という仕事はいかがですか?

 農作業ヘルパーを4年経験した後、家庭の事情で一旦大分へ戻りましたが、いずれは北海道で就農したいという思いを持っていたので、大分でも農業法人に努めて経験を積みました。初めてヘルパーとして働いた年は、想像以上に大変でした。一日農作業をするとぐったりしていましたね。ただ、大変でしたが楽しかった。季節によって移り変わる景色が綺麗で、身体を使って生きていることがすごくしっくりきました。具体的に新規就農を目指して動き始めてからは、(社)富良野市農業担い手育成機構のサポートを受けました。就農サポートという面ではシステム化されていて、個人でやり取りすると手間取る農地の取得もスムーズでした。新規就農して、2シーズンを終えましたが、天候に左右される農業を実感しています。そして、経営という部分も自分の手腕にかかってくるので、どこでどうバランスをとるかの難しさを感じています。雇われている時とは違い、好きなようにばかりもできないです。これから就農を目指す方のサポートという面では富良野はしっかりしていると思いますが、やはり覚悟とある程度の自己資金は必要だと思います。
              

-富良野での生活はどうですか?

 ヘルパー寮にいた頃は富良野の中でも市街地と言われるところで暮らし、不便はありませんでした。市街地外(山部)で就農し暮らす今は、病院まで距離があったりスーパーが限られていたりと多少の不便を感じています。まだ子供はいませんが、今後夫婦二人で農家を経営しつつ育児ということを想像すると、保育所や子育ての面でのサポートがもっと手厚くなると良いなと思います。


-移住してよかったですか?

 はい、移住して良かったと思っています。富良野はとても魅力のあるまちです。初めは「北の国から」のイメージが強くかなり田舎を想像していましたが、そうではなかった(笑)。個性的な移住者も多く、個性的な方がたくさんいるので、ドラマとはまた違った富良野の魅力を発信していって欲しいです。
 






春に向けて準備を進める丸山さん





丸山 浩一(まるやまこういち)40歳 
出身地:大分 ふらの丸山農園 代表
家族構成:妻
(2018年12月現在)